ローエンド(低域)の処理

今日はミキシングにおけるローエンド(低域)の処理についての記事を紹介します。 
https://ja.m.audiofanzine.com/recording-mixing/editorial/articles/tips-for-mixing-the-low-end.html

ヒップホップなどクラブ系の音楽のミックスをしていると、低域の処理はいつも悩ましい問題だったりするかと思います。
そのまま読んでもらっても結構わかり易いですが、基本的なポイントを書いてみます。

まずローエンドのリーダー(影響を強く及ぼす要素)を決めること。これは自分もいつもやっています。
ちなみにヒップホップではキックの低域を作ってからそれにベースを絡めて仕上げていくことが多いです。
ただ、キック単体だと少し貧弱な鳴りでも、そこにベースが混ざるとすごく極太になる場合も多々あるので、混ぜたときの鳴りを意識しながら音を作って行くほうが良いと思います。

また、記事にもありますが、低域がどうしても足りない場合には、サイン波(808などのブーンという音です)をキックなどに足す方法もあります。
https://youtu.be/O4J-PSPYlzo

あと意外と効果抜群なのが、低域担当のパート以外のローをカットすることです。やっている人はけっこう多いかと思いますが、低域が欲しいパートのローを上げるより、ほかのパートのローを切ってあげて、居場所を作ってあげるイメージで仕上げるとうまくいくことが多いです。このときは、記事にもあるように、カーブでカットするより、シェルビングやローカットフィルターで処理してあげたほうがいいです。

ローエンドのEQ処理については、記事にもありますが、ワイドブーストだけでなく、ナローブーストをするという手も効果的です。自分は割りとナローブーストを多用しています。また、例えば65hzあたりの音を目立たせたいときに、そこをそのまま持ち上げるのではなく、130hz、260hz、520hz…というように倍音成分を持ち上げてあげることで存在感を出すという手法も良く使われるかと思います。

最後にコンプについてですが、キックなどにかけるコンプはアタック長め、リリース短めを基本にすると良いと思います。レシオについてはケースバイケースですが、4:1~6:1くらいでかけることが多いです。このとき一つのコンプをあまり深くかけすぎないようにすることもコツです。思い切り圧縮したいときには、コンプの多段がけをしたほうが音が薄くなりにくいのでおすすめです。